Menicon Miru 市川店コンタクトレンズのパッケージに書いてある数字の意味は？ 規格や数値を知ってみましょう😉

こんにちは
JR市川駅から徒歩2分
Menicon Miru 市川店です

　

　

今回は、コンタクトレンズのパッケージに書いてある

アルファベットや数字について解説いたします

　

　

BC：ベースカーブ

レンズの内側(後面)のカーブを指し、曲率半径で表します。

単位は「mm」（ミリメートル）です。

　

たとえば「BC 7.45mm」であれば、

「半径7.45mmの円周の丸みと等しい後面カーブのレンズ」であるということを示します。

数値が大きくなるほど、コンタクトレンズのカーブは緩やかになります。

　

　

また、ソフトコンタクトレンズは角膜を覆うような作りですが、

ハードコンタクトレンズは角膜よりも小さい作りのため、数値が大きく異なります。

　

　

P（POWER、PWR、D、SPH）：パワー（度数）

レンズの屈折力を表し、「D」（ディオプター）という単位を用います。

近視の場合はマイナス（－）、遠視の場合はプラス（+）で表記します。

数値が大きくなるほど近視や遠視の度数が強くなります。

0.25や0.50間隔で製造されていて、0.00は度なしです。

　

　

DIA：ダイア

コンタクトレンズの直径を表します。（⚠カラコンの着色直径とは異なります。）

単位は「mm」（ミリメートル）です。

DIAはレンズの種類ごとに決まっていることがほとんどのため、

レンズの購入時にDIAを選ぶことは基本的にはありません。

　

ソフトコンタクトレンズのDIAは、14mm前後が主流で、

ハードコンタクトレンズのDIAは、9mm前後が主流です。

　

　

CYL：シリンダー

乱視の度数を表します。円柱度数とも言われます。

マイナス（－）のみで表記され、数値が大きくなるほど乱視矯正が強くなります。

使い捨てソフトコンタクトレンズの乱視度数は-0.75から0.50間隔の製造が主流です。

製造範囲は製品によって異なります。

乱視の矯正が不要な場合は記載されません。

　

　

AX（AXIS）：アクシス

乱視軸（円柱軸とも言われます）を表します。

10～180度で記載され、乱視の矯正が不要な場合は記載されません。

　

　

ADD：アディション

遠近両用コンタクトレンズの加入度数（手元を見るための度数）を表します。

プラス（＋）の値で記載され、

数値が大きいほど近くを見やすくするための度数が強くなります。

メーカーや商品によっては、

数値ではなく、Low / Mid / High などで表記しているものもあります。

製造範囲は製品によって異なります。

　

　

　

※度数を上げれば上げるほど、より良い見え方になるわけではありません。

　見え方を調整したい場合は、必ず眼科で検査をお受けください

　

　

　

　

EXP（EXPIRE）：使用期限

コンタクトレンズの使用期限を表します。

（※適切な環境下で保管された場合での期限になります。）

　

たとえば「EXP　2030/12」と記載されていましたら、

最終パッケージを開けなければ、2030年の12月まではお使いいただけるということです。

　

　

Dk値：酸素透過係数

パッケージに書いてはありませんが、パンフレットや添付文書に記載されています。

Dk値は、そのコンタクトレンズの素材がどれだけの酸素を通すかの指標です。

一般的には、数字が大きいほどたくさんの酸素を通すと言われています。

　

目も呼吸しているため、コンタクトレンズが酸素をたくさん通すことが大切です

　

酸素不足の目（角膜）は、細胞の元気が無くなり、

様々なトラブルを起こしやすい状態になります

　

そうならないためにも、品質にこだわった性能でレンズを選ぶことも大切です

　

　

含水率

こちらもパッケージには書いてありませんが、

パンフレットや添付文書に記載されています。

　

「高含水」と「低含水」に分類され、以下のようにそれぞれの特徴があります。

　

高含水 ...... 含水率が50％以上。

　　　　付けたての付け心地は良く感じるものの、目が乾きやすくなる傾向があります

　

低含水 ...... 含水率が50％未満。

　　　　レンズ自体の水分が少なく、目の涙を吸収しにくいため乾きにくい傾向にあります。

　

ドライアイや長時間コンタクトレンズを装用される方は、

低含水のコンタクトレンズがおすすめです

　

　

　

　

　

パッケージに載っているものも含めて、

コンタクトレンズを製造・使用する際に重要な規格や数値についてまとめてきました

　

マニアックな内容だったかと思いますが、

日頃から使用するコンタクトレンズについて少しでも興味をもっていただけたら幸いです

　

そして、コンタクトレンズを安全に使用するためには、定期検査も大切です

　

レンズの状態は日々変わっていて、

どんなに使い慣れている方でもレンズの汚れや傷は肉眼で確認できない場合があります

　

コンタクトレンズは、使用サイクル・ケアの仕方・体質などによって、

使用できる期間は人それぞれで変わってきます

　

自分にとって本当に適切な買い替え時期を知るためにも、

眼の健康を維持するためにも定期検査は必ずお受けください

　

　

　

　

詳しくは店頭スタッフまで


皆様のご来店お待ちしております

　

　

※コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の指示を受けてお求めください。
※眼科検査料は別途必要となります。健康保険証を必ずお持ちください。
※眼の状態によってはご希望のコンタクトレンズの処方が出ない場合もあります。ご了承ください。
※有効期限内の処方箋（指示書等）をお持ちの方は、眼科の診察は不要です。

　

　

　

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