Menicon Miru 市川店「スポーツビジョン」とは？視覚機能の種類とスポーツにおける視力の重要性🎽
2024.09.26
こんにちは
JR市川駅から徒歩2分
Menicon Miru 市川店です
今回は、スポーツの秋に学びたい、
「視力と運動の関係」についてお伝えいたします
スポーツをする上で必要とされる「見る力」のことを、
「スポーツビジョン」と言います。
スポーツの競技力向上に欠かせないスポーツビジョンですが、
8種類の視覚能力の総称となっております。
それぞれの視覚能力をお伝えします
１. 静止視力
静止しているものを見極める能力で、一般的に視力というと静止視力のことを指します。
他の視機能がよくても静止視力が悪ければ、目標物がはっきり見えず、
スポーツでは不利になります。
静止視力は、トレーニングで向上させることができないため、
メガネやコンタクトなどの視力矯正を行い、改善を図るのが一般的です。
２. 動体視力
動くものを追跡する能力のことで、次の2種類に分けることができます。
KVA動体視力（縦方向動体視力）
真っ直ぐに接近してくる対象を見る時の動体視力のことを指します。
DVA動体視力（横方向動体視力）
目の前を横切る対象を見る時の動体視力のことを指します。
野球やソフトボールなどではKVAが、
サッカーやバスケットボール、ボクシングやアイスホッケー、
クレー射撃などではDVAが特に重要なってきます。
３. 瞬間視
一瞬という短い時間の中で多くの情報を税核に把握する能力です。
常に変化する位置関係を瞬時に把握し、的確に動くためにも非常に重要となります。
４. 深視力
複数の目標物の位置関係や距離感を把握する立体視能力です。
空間認識力が求められるシーンで特に重要となります。
私たちは、左右それぞれの目で見る微妙な像のズレが立体感を得ています。
そのため、深視力は静止視力と相関関係にあり、
静止視力が低下すると、深視力も低下する傾向にあります。
５. 周辺視野
1つのものをしっかり見ると同時に、全体の状況を把握・識別する能力です。
周囲と自分の位置関係を把握するのに役立ち、多くのスポーツにおいて重要な役割を果たします。
６. コントラスト感度
色の濃淡など、微妙な色の差を見極める能力です。
例えば、ピッチャーが投げる白いボールと、白いユニフォームが重なった場合、
コントラスト感度が高い方がボールを見分けやすくなります。
コントラスト感度も静止視力と相関関係にあり、
静止視力が低下すると、コントラスト感度も低下する傾向にあります。
７. 眼球運動
動いているものに対して素早く正確に視線を動かす能力です。
両眼がバランス良く、目標を目で追うことができるかが重要となります。
８. 眼と手の協応動作
見たものに対して素早く正確に反応する能力です。
私たちは、①目で見た情報を脳へ送り、②脳でその情報に関する処理を行い、
③適切な判断をして、④必要な動作を脳が命令します。
この①～④の「見ること」と「反応すること」を組み合わせたことを指します。
スポーツビジョンの重要度は競技によって異なるものの、
「周辺視」と「眼と手の協応動作」は、
比較的どの競技においても重要な能力であると上記のデータ表から伺えます。
また、視力とスポーツビジョンの関係を調べたメニコンの研究(※)によると、
多くの評価項目で視力がよいほど、
スポーツビジョンの測定値が高くなる結果が出ました。
※小中学生計50名が調査対象。視力1.0以上と1.0未満で比較。
とくにKVA動体視力や深視力では、大きな差が出ています。（下記のデータを参照）
以上のことから、スポーツのパフォーマンスを向上させるには、
視力の矯正が大切だといえます
スポーツビジョンは、あらゆるスポーツで
競技力向上に欠かせない要素だということが
データから知ることができました
そして、スポーツビジョンはトレーニングで鍛えることができる能力のため、
もっとパフォーマンスを向上させたい！という方は、
トレーニング動画などを参考に実践してみると良いかもしれません
また、視力の矯正をすることが、
スポーツビジョンを向上させることに繋がります
スポーツに取り組んでいる方、
もしくは、ご家族にそのような方がいらっしゃるという方は、
ぜひ、コンタクトレンズでの視力矯正をご検討ください
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