Menicon Miru 鹿児島 天文館店コンタクトレンズの酸素透過性ってご存知ですか?
2023.11.24
こんにちは!
いつもMeniconMiru鹿児島天文館店のブログをご覧いただきありがとうございます
みなさまはコンタクトレンズを選ぶ際に酸素透過性という言葉を聞いたことはありますか
全く聞いたことない、なんとなく聞いたことはあるけどよくわからないという方も多くいると思います。
そこで今回はコンタクトレンズの酸素透過性についてお伝えいたします!
酸素透過性とはコンタクトレンズがどれくらい酸素を通すかを示す指標であり、主に
Dk値(酸素透過係数)...レンズの素材がどれくらい酸素を通すかを表した値
Dk/t値(酸素透過率)...Dk値をコンタクトレンズの厚みで割った値
の2つの値に分けられています。
これらの値が大きいほどよく酸素を通し、目にとって良いとされています!
透過係数 = 拡散係数 × 溶解度係数
黒目(角膜)は血管がないため、酸素を大気中から涙を介して取り込む必要があります。角膜に十分な酸素が供給されずに酸素不足の状態になると、トラブルが起こりやすくなります。コンタクトレンズを装用時は裸眼のときと比べて角膜に届く酸素の量は低下するため、眼の健康を保つには、よりたくさんの酸素がコンタクトレンズ素材を通ること(高い酸素透過率)が重要です。
角膜内皮細胞は、一度死ぬと二度と再生することはないデリケートな細胞です。角膜内皮細胞は、裸眼の場合でも、加齢とともに少しずつ減少していきますが、無理なコンタクトレンズ装用などで、長期的な酸素不足が続くと、そのスピードが一気にアップしてしまう危険性も。しかし、自覚症状はほとんどないため、気づいた時には重大なダメージが起きている恐れもあるのです。
・Dk値の高いシリコーンハイドロゲル素材を選ぶ
ソフトコンタクトレンズの中でもシリコーンハイドロゲル素材は、酸素をよく通すのが特徴であり、従来型の素材よりもDk値やDk/t値が高く、目に負担をかけにくいコンタクトレンズです。
・装用時間を必ず守る
たとえDk値の高いコンタクトレンズであっても、長時間の装用は酸素不足につながりますので、眼科医に指示されたコンタクトレンズの装用時間を必ず守りましょう。
・定期的に眼科医による検査を受ける
定期的な眼科受診をして眼の状態を見てもらいましょう。
他にコンタクトレンズに関してご不明点やご相談がございましたら、
お気軽にMeniconMiru鹿児島天文館店にお問い合わせください