Menicon Miru 鹿児島 天文館店コンタクトの含水率について
2024.12.10
こんにちは
いつもMeniconMiru鹿児島天文館店のブログをご覧いただきありがとうございます!
皆様はコンタクトレンズを自分で選ぶときに、レンズの含水率という数字を参考にされているかもしれませんね!
含水率は〇%という数字で表わされ、50%ならレンズの半分が水分でもう半分がプラスチックということになります
本日はコンタクトレンズと含水率の関係についてもう少し詳しく解説してみたいと思います!
まず、含水率は
・ソフトコンタクトレンズにのみあります。
ハードレンズは水分を含まないので含水率は表されません。
・50%以上が高含水レンズ、50%以下が低含水レンズといわれます。
含水率が眼に関係するのは主に、
②黒目に供給される酸素の量
です。
コンタクトの水分のおかげで、つけた時に潤いを感じ、やわらかいつけ心地になります。
乾燥感はどうでしょうか?
潤いたっぷりのコンタクトの方が(つまり高含水レンズの方が)乾燥も感じにくそうですよね?
しかし意外なことに、レンズを装着して長時間が経つと、乾燥を感じやすいのは高含水レンズなのです。理由は、高含水の方がレンズ表面から蒸発してしまう水分が多いからです。
コンタクトをつける人の涙の量や質の変化によっても乾燥感を感じるので、
含水率で乾燥感をはかることは難しいといえます。
ちなみにほとんどのコンタクトレンズメーカーが、含水率以外でレンズ表面が乾きにくい工夫を凝らしています
②について
黒目にとって酸素は大事であり、涙から酸素をもらっています。コンタクトレンズをしている時はコンタクトに含まれる水分を通しても酸素をもらっています。
なのでコンタクトの水分は酸素を供給する役割も果たしています。
一方で、コンタクトレンズ自体が酸素を通してくれる素材があります。
それがシリコーンハイドロゲル素材です!
シリコーンハイドロゲル素材なら、コンタクトの水分量が少なくても十分な酸素を供給でき、上記の水分が多すぎると乾燥が進んでしまう問題も解決してくれます。
まとめると、レンズの素材と水分量と涙の量などの相乗効果で、黒目に供給される酸素の量も決まるといえます。
いかがでしたか
単純に含水率の高低だけでコンタクトレンズを選ぶことはできませんね
最後まで読んでいただきありがとうございました
ご自分の眼に合わせたコンタクト選びを専門家とともにじっくり考えることをおすすめします
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