Menicon Miru 亀有店レンズ選びのポイント!②酸素透過率とは?
2023.11.20
皆様こんにちは。
JR亀有駅南口 リリオ館6階 MeniconMiru亀有店です!
今回はコンタクト選びで押さえておきたいポイントの二つ目...
酸素透過率に関してご紹介いたします!
酸素透過率とは簡単に言うと『そのコンタクトレンズがどのぐらい酸素を目に通すことができるのかを表す数値』です!
酸素透過率は、酸素透過係数(Dk 素材が持つ酸素を通す能力)をレンズの厚みで割った数値で表されています。
酸素透過係数は、拡散係数×溶解度係数で求めることができます。
レンズの素材が酸素を通す値は、涙によって酸素を運んでくれる数値と、レンズの素材自体が酸素を通すことのできる数値で決まってくるのです...!
しかし同じ酸素を通す能力を持つ場合、レンズが薄いほどレンズを通じて瞳に届く酸素量は多くなります。
そこで、素材の酸素透過係数と各レンズのデザイン(厚み)を考慮した、それぞれのレンズが酸素を通す能力を表す値=酸素透過率が表されています。
酸素透過率がいいレンズは、より多くの酸素を目に届けてくれるので安心ですね♪
そんなレンズを選ぶうえで重要な酸素透過率ですが、レンズの素材によって酸素を通す仕組みはそれぞれ違いがあります。
ハードコンタクトレンズ素材の場合は、大気中の酸素が分子間をすり抜け、角膜(黒目)に届く仕組みです。
酸素がレンズ素材をダイレクトに通ってくれるのでソフトレンズよりも酸素透過率が高くなりやすいのが特徴です♪
ソフトレンズは、レンズに含まれた涙に酸素が溶け込み、涙を介して酸素が角膜まで移動していきます。
なので前回ご紹介した含水率(レンズに含まれる水分の割合)が高いほど酸素を通しやすい傾向にあります。
シリコーンハイドロゲルレンズは、ハードとソフトを合わせたような構造で、素材自体が酸素を通り抜けるのと同時に涙も酸素を運んでくれます!
この仕組みによって従来型のソフトレンズよりもより高い酸素透過率が実現できるようになった素材なんです...!
目も呼吸をしているのでコンタクトレンズが酸素を通すかどうかはとても重要です。
酸素不足の角膜は、細胞の減少などさまざまなトラブルを起こしやすい状態になってしまいます。
コンタクト選びの際は、ぜひ酸素透過率にも注目してくださいね(^^)/
次回は先ほども少し登場したコンタクトレンズの素材に関してをお届けします♪
次回の更新もぜひご覧ください!