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Menicon Miru 静岡店視力検査の疑問にお答え ~赤と緑どっちが見やすいですか?~

2018.11.16

こんにちは。
いつも弊店のブログをご覧頂きありがとうございます。

今日はどんなテーマで・・・と考えたのですが、
最近お客様の質問の中で「赤と緑の検査ってあれ何ですか?」、「あれはどっちで答えるの正解なんですか?」
ということがありました。
正解・不正解というのはないです。
ということでそれにお答えします。

赤緑のテストは3つのポイントがあります。
①色の波長には幅があること
②複数の波長を同時にピントは合わせられないこと
③実は黄色の波長に反応していること

極力分かり易く説明できるように頑張りますので、気になる方は続きを・・・

①色の波長には幅があること
人は400nm(ナノメートル)から800nmの波長の光を見る事が出来ます。
605px-Linear_visible_spectrum_svg.png



だいたい紫(400nm)から濃い赤(800nm)くらいまででしょうか。
ちなみにナノメートルは10億分の1メートルです。
波長とはすごーく簡単に言うと長さです。

つまり下の図のように赤色は奥で光を結んで、
青色は手前に結んでいます。
これは色によって決まっています。
500px-Chromatic_aberration_convex_svg.png








②複数の波長を同時にピントは合わせられない
よって色によって光が結ぶ位置は決まっています
青色をはっきり見よう!すると赤色は見づらくなります。
緑をぴったり合わせると赤と青は見づらくなります。
これを色収差といいます。(ナノメートルという世界なので本当に微々たる差なんですけどね)
カメラだと特殊なレンズや複数枚レンズを使って補正をします。
ただ人は角膜と水晶体しかありません。
では人は何色に合わせて見え方を調節しているのでしょうか?

③実は黄色の波長に反応している
人は黄色が網膜上に来るように調整します。
網膜上に黄色が来た時に、網膜を挟んで手前と奥に均等な距離に来る色が、
緑(手前)と赤(奥)です。
つまり赤と緑が均等に見える状態がいいです
(黄色で検査すると黄色はどのくらいの濃さですか?のような形式になり、複雑になります・・・)
少なくとも緑色が濃い場合は、度数が強い可能性が高いので、
乱視を調整してみたり、少し落とした度数で慣れて頂くことになります。
ご自身の見え方が問題なく、赤と緑が同じくらい、または赤色が良く見えるのであれば、OKという考え方です。

つまり・・・絶対に正直に答えてください!!
正解や不正解という考え方ではありません。
人の性質を利用した確認方法がこの検査になるというのが答えになります。

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