Menicon Miru 高田馬場店コンタクトレンズの禁忌、知っていますか?
皆様こんにちは!
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近年コンタクトレンズは視力矯正の意味合いや、またオシャレの一環で幅広い世代に親しまれるようになったものですが、実はこれらは薬機法が定める医療機器クラス分類におけるクラスⅢ分類、高度管理医療機器というものに属します。これは副作用や機能に不具合が生じた場合、人の生命・健康に重大な影響を与えると考えられる医療機器という意味を持つことの証明でもあります。そのためレンズの扱いには十分に気を付けないと場合によっては失明の可能性も否定できません。
そんな側面をもつコンタクトレンズですが、言い換えれば取扱いさえ気を付ければ問題なく使える代物です。
本日はコンタクトレンズを安全に扱う上で絶対にやってはいけない禁忌を紹介します。
過去に1度くらいやってしまった方もいるかもしれません。が、これは絶対にやってはいけません。
人は就寝中であっても、目はまぶたの裏の血管を通じて酸素を取り入れて呼吸を行っています。ですが付けたまま寝るというのはそれを妨げる行為に等しいです。即ち十分な量の酸素を目が取り入れられないと場合によっては眼障害を引き起こすこともありえます。ので寝る前にはちゃんとレンズを外してから寝るようにしましょう。
レンズは一人一人に検査のもとその目に合うレンズを提供しています。借りた相手のレンズが自分の目と合わないことも十分にあり得るので絶対に貸し借りは行わないでください。特に使い捨てタイプ以外の場合、他人の目に付着していた細菌やウイルスを共有することに相違ありません。絶対に行わないようにしてください。
買うのがもったいないので少しくらいならまあいいか、という軽い気持ちで期限以上に使用される方は残念ながらいらっしゃいます。ですが実際に期限を超過して使用した場合、期限通り使用していた方に比べ眼障害になる確率が1.6倍という調査結果が学会から発表されています。そのためなるべく使用期限は守って交換いただくようお願いいたします。
レンズを外した際、手元にレンズが無かった場合は絶対に水道水を用いて洗おうとしないでください。
水道水は基本的に浄水場を通って流れていますが、稀にアカントアメーバという微生物が混入している場合があり、角膜に細かなキズを見つけるとそこから内部に入り込み、失明させる危険性があります。
またそれにより発症するアカントアメーバ角膜炎は、現在の医学では特効薬になるものが開発されておらず、治療までに多くの時間を必要とします。
いかがでしたか?
うっかりやってしまっていた、なんてこともあったのではないでしょうか。
「うっかり」や「めんどくさいから」の末路にはこんな危険が待っています。
そういった危険に身をさらさないためにも日頃のコンタクトレンズのケアは欠かさず行い、自身の瞳を大切にしてあげてください!